ナトリウムランプの更新情報や、コンテンツに関わる雑談をお届けしています。
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FFもニトロも、まったく関係ない話です。
が、ここに吐露することをお許しください。
最初はまさに毛玉でした。
足が短く、白くて丸いから毛玉にしか見えない。
12月の寒い日の夕方、当時、まだ制服を着ていた私が帰宅して
ダイニングの扉を開けると、、ハイソックスの脛めがけて小さなものが体当たり。
体の倍はありそうな体積の毛に覆われ、焦げ茶の目に長いまつげは明るい茶、鼻先はピンク。
「あんまり可愛くて返せなくなっちゃった」 と母。
動物愛護協会の規定で、その日に母が決断しなければ
強制的に保健所行きだったという恐ろしい話。
手のひらに乗ってしまいそうなサイズのうちは、
朝ごはんの支度をする母のガウンの胸元が定位置でした。
お散歩大好き、食い意地もやんちゃぶりも飼い主に似たらしく(苦笑)
でもすぐにお友達を作り、ご近所でも可愛がられていたあの子。
昨日、突然の電話で実家へ戻った私が
見下ろした姿は眠っているように穏やかで、
ただ呼び掛けても横たわったまま、
二度と膝に飛び乗り、あたたかな体を摺り寄せてくることもありませんでした。
今は冷たく硬い土の下ですが、せめて、
小さい頃と変わらぬふかふかの毛に守られて、
最期のひと呼吸、ひと鼓動まで一番大好きだった母に看取られて、
心残りなく旅立ったと信じたい。
そう願うばかりです。
名前は毬(マリ)。父親のわからない雑種犬、メス。
享年15歳と2週間。
私が名付け親でした。
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